言葉の使い方は、みなさんが思っている以上にとても個性的です。
私の個人セッションはほとんどが電話かスカイプなのですが、感覚を研ぎ澄まして傾聴していると、そのちょっとした言葉の使い方に何かしらピンと来るものがあります。
そんな時は、セッション中の走り書きのメモに丸を付けたり、★をつけたり、?マークを付けたりしながら、話しが一段落したところで振り返ります。
丸は確認する言葉。
★はさらに深めたい言葉。
?はその言葉の意味について質問する。
これは私がつかっている個人的なマークのつけ方で、他のコーチやカウンセラーの人たちはどんな方法をつかっているのか知りたいですね。
(もしこれを読んでくださったコーチやカウンセラーの方がいらっしゃいましたらぜひメッセージなどでシェアしてくださったら嬉しいです。)
言葉は必ずその人の潜在意識のどこかに繋がっています。本人が無意識のまま。
言葉だけに限りません。
声の抑揚、スピード、高さ、張り、トーン。
声や話し方も、とても個性的な表情を持っています。
今不満だなとか、今緊張しているなとか、今怒ったなと感情を読みとることができます。
そして大事なのは私が感じとったことを相手にシェアすること。
「今ひときわ声のトーンが落ちたように感じましたが、何か感じていることはありますか?」
「今すごく声に張りが出たように感じましたが、いかがですか?」
などのように。
(我が家の庭のラベンダーとジャスミンがいい香りです。)
先日の記事でプロフェッショナルとは「結果を出す」ことに責任があると書きました。
私はそう思っています。
でも、私たちコーチやカウンセラーはその人の問題を解決してあげる存在ではありません。
その人が気づいていない感情や、把握できていない心の中を鏡のように映し出し、その人に見せ、その人自身が自分で問題を解決することが、私達の結果です。
自分の中で起こっていることや、自分で気が付いていない感情を観て確認することで、問題を乗り越える方法を自分で気づきます。
自分の中で閃くように起こった気づきの力こそが行動を促す原動力となるのです。
誰もがみんな目の前の問題を乗り越える力を持っています。
その力を誰よりも信頼することがコーチやカウンセラーとして何よりも大切な資質なのです。