人間関係がつらい人へ…鏡の法則ワーク②ひとりでできるワークシリーズ
の続きです。
ステップ4
あなたのつらい人間関係の相手についてもう一度みてみましょう。
相手の嫌いな面を前回リストアップしてもらいましたが、今回はその時のあなたの感情に注目してみてください。
その人と一緒にいると、どんな感じがしますか?
例えば、嫌いなところは
・いつもイライラしているところ
・怒鳴り散らすところ
・感情をあらわにするところ
→ あなたのその時の感情は?
・びくびくする。
・ドキドキする。
・怖い。
・顔色をうかがってしまう。
→ 過去に同じような感情を持ったこと。あるいは、似たような場面を経験したことはありませんか?
思い出してみてください。
ただし、いつも言っていますが、無理はしないでください。不安や恐怖心が出てくるようならばやめましょう。時がくれば必ず思い出せるようになりますので。
もしかしたら、それは 傷ついた三面鏡 かもしれません。
過去に負ってしまった心の傷を、何度でも繰り返し突きつけてきます。
似たような人を出現させて。
その人間関係から逃げても、また同じような人を引き寄せたり、同じパターンを繰り返すという傾向があります。
このパターンから逃れる方法は、過去の傷に気が付いて、癒してあげる、ことです。
そして、知ってほしいのは、今恐れているその人間関係は必ずしも現実ではなく、過去の恐怖心やトラウマを重ねているということです。
過去の傷を癒し、しっかり現実を見てみると、本当はそんなに怖くないかもしれません。
そしてこの相手は、心の中の鏡「代弁者」 の役割も担っていることが多いです。
過去に、父親がとても怖くて、父親の顔色をうかがって育った場合、その父親にそっくりな誰かを引き寄せてしまうと同時に、
父親に言われ続けてきた、「お前はダメだ。」という言葉や似たようなメッセージをその人に言わせていたりします。
ステップ5
相手の言葉や態度に注目してみてください。
もしかしたらその人は 心の中の鏡「代弁者」 かもしれません。
例えば
・仕事が遅いと責められる。
・営業の自信のなさを指摘される。
・ずるがしこいと注意された。
など
→ 本当は自分でもちょっと、こころのどこかでそう思っていはいませんか?
特に、自分に自信がない場合は、その自信のなさを指摘されることがあります。
この「代弁者」は、他の「姿見」「合わせ鏡」「遠近鏡」「三面鏡」すべての中にいます。
一つには絞れないかもしれません。
この鏡を見た場合は、自分が無意識で思っていたことを意識することです。
ああ、私自分に自信がなかったんだな、とか、自分でもずるい方法だと思っていたな、と気が付くことです。
このワークは、つらい人間関係に苦しんでいる人が少しでも楽になれればいいなと思って書いています。
昨日も書きましたが、「赦し」」しましょう。まず、あなた自身を赦しましょう。
自信がなくても、仕事が上手じゃなくても、ずるがしこくても、家事が苦手でも、あなたという存在は、存在しているだけで、どれだけの価値があることか。
この世に、そのかけがえのない価値のない人はひとりもいません。
私たちは、選ばれてこの世に生まれてきているのです。
もし自分に価値がないと思っているのならば、それは育ってきた過程での刷り込みです。
まず、あなた自身を赦しましょう。
自分を赦せると、他人も赦せるようになります。なぜならば、その相手とは愛するあなたの鏡なのですから。
もし、人間関係がつらいと感じている方がいらっしゃったらぜひ、このワークに取り組んでみてください。
ひとりでもできるようなワーク形式にしています。
今日も読んでくださいましてありがとうございます。
あなたが心通い合う人間関係が築けますように。
さくらあくり