質問：
「親に愛されていた」と思えないと幸せになれないんでしょうか？
私の回答：
自分がどんな人間か？というセルフイメージを
私たちは子供の頃に無意識にインプットします。
例えばクライアントGさんは
子供に無関心で
ほとんど育児放棄の親のもとで育ち
「愛されなかった自分」
「関心を示されなかった自分」というセルフイメージを強く持っていました。
セッションの中で
親を客観的に観察し、
事実を洗い出してみて
実は、親は発達障害だったのではないか・・・という結論に達し、
それを誰にも理解されずに
誰からも助けてもらえず、
孤独の中で
一人でどうにもならない人生と戦っている親の姿が浮かんできました。
ただそれだけで
Gさんのセルフイメージも大きく変わったのです。
「未熟でまた発達途中だった親と一緒にいた自分」
「特殊な環境で育った自分」
と変化してきました。
言葉にすると微妙ですが、
この数ミリの違いがGさんの心に大きな安心を与えたのです。
この世界で出会う人は１００％自分の鏡。私たちは鏡でない人に出会うことはありません。
特に身近な家族は、最も身近な
あなたの姿を映す鏡
親を赦す必要はありません。
ただ親との問題で必要なことは２つ。
①埋められていない心の穴を自分で埋めること
②親を客観的に理解すること
自分なりに親と、
親の人生を理解する。
そうすると、「愛されなかった」という強烈な感情から少し距離ができてくるのと、
それが
結果的に自己理解へ繋がります。
親を理解するということは、自分を理解するということで
親を赦すということは、自分を赦すということなのです。
ということで、
親を理解するワーク
①親の産まれてから今までの人生を書く
わかる範囲でいいです。
②その人生に登場する子供（あなた）をどんな風に感じていますか？
想像で書いてみましょう。
親の人生を客観視して、少しでも（ほんの少しですよ）理解するためのワークでした。
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