世界一どーしようもない男で、
世界一かっこいい男でした。
父です。
私の父はお酒を飲むとグダグダになり、
愚痴ったり、暴れたりするどーしよーうもない人で
フリーランスで翻訳、通訳をし
外国製の煙草を吸い
イケメンで、
お酒をのんでいないときは優しくてかっこいい人でした。
子育てして家にいる時、
何にもしないで主婦でいるとき、
私はなぜか苦しくてしかたありませんでした。
自分はダメだ、と思っていました。
仕事もしていない自分は人間としてダメだと。
友人で普通に主婦をしていて
趣味の習い事とかしながら、優雅に暮らしている人が
不思議でなりませんでした。
経済的にどうしても働かないとならないというわけじゃいのに
なのに、
働いていないと、
自立していないと
不安でしかたなかったのです。
いつも焦っていました。
何かが足りない感でいっぱいでした。
この感情が私のトラウマだと
実は、つい数ヶ月前に気がついたんです。
ある日、父の言葉を思い出しました。
これからの時代は、女性も自立しなさい。
男性に頼るんではなくて
自分らしく身を立て生きていきなさい。
と、
おそらく毎日のように
繰り返し繰り返し父は私に言っていました。
潜在意識に刷り込まれるくらい毎日。
父は20年も前に若くして亡くなりました。
だからもう誰にも怒られないはずなのに。
私は、今でも父の影に怯えて、
フリーランスで身を立てていた父にあこがれ
そして、認められたかった。
父の言葉は
強迫観念のように私を追いかけ続けていたのです。
つい数か月前まで。
子供にとって
親は偉大です。
子どもの世界では親ほど大きい存在はありません。
その影響力は
気が付かない間に
潜在意識にまで影響をあたえているものなんですね。
いいことも。
わるいことも。
価値観はなかなか変えられません。
でも、それがトラウマだと気付いたことで、
私はとても楽になれました。
その強迫観念のような価値観に縛られなくてよくなりました。
価値観はかわらなくても
その捉え方は変わります。
捉え方が変わるだけで
強迫観念の、強迫が抜けました。
不思議ですね。
これも、顕在意識にのぼらせること
だと
女神様はおっしゃっています。
底に沈んで蓋をして影が見えないものは
怖いんですよね、きっと。
正体が分かれば
理由が分かれば、
そんなに怖くなくなるのかもしれませんね。
もちろん、
マイナスなことばかりではありません。
父の刷り込みのおかげで、
私はこうしてコーチングを仕事に出来ていて
皆さんとご縁をいただくことができています。
ありがたいです。
父には感謝しています。
今日は大変ありがたいことに
仕事が立て込んでいて
あまり、ブログを書く時間がないので、
私のトラウマだったことについて書いてみました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
あなたに今日もたくさんの幸せがありますように。
さくらあくり