ここ数日のテーマは「喪失」。
ここ3日くらいの間、なにかを失って「喪失感」を持っているクライアントさま何人かに出会いました。
前を向かなくちゃってわかっていても、その「喪失感」を埋めるのって難しいです。
私も父を亡くした時は、しばらく立ち直れなかったです。
父にしてあげられなかったことや、父が最後にすごく具合が悪かったときに、ついていてあげられなかったこと。
本当はそんな父を見る勇気がなかった。
父の死を受け止められなかった。
ちょっと電話してくるね、という言い訳の元、逃げてしまったのです。
父が亡くなってからずっと、自分を責め続けていました。
今年の2月には12年家族だった愛犬のちっぷを亡くしました。
後悔ばかりです。
最後にもう立てないくらいのちっぷを、私は抱きかかえることができないので無理やりひっぱって病院へ連れて行ことして途中で倒れてしまいました。ひどいお母さんだなと今でも思います。
もっと、優しくしてあげればよかったな。
もっと、かわいがってあげればよかったな。
ひとりぼっちで寂しかったんじゃないかな、と。
大切な家族や人やペットを失って、たぶん後悔しない人はいないと思います。
だから
お葬式では 「お悔やみ申し上げます。」と言うんですよね。
悔まない人はいないんです。
たぶん。
でも、あなたがもし、逆の立場だったらどうですか?
自分が、先に天国へ行って、天国からこの世を見ているとします。
自分が残してきた家族が、ずっと後悔をし続けて、ずっと泣いていたとしたらどうですか?
「ごめんね。」って思いませんか?
「先に来てしまってごめんね。」って。
そして、家族を悲しませてしまった自分を責めませんか?
悲しませてしまって申し訳なかったって、きっと自分を責めます。
天国に行ってまで、自分を責め続けていることは苦しいです。
では、どうすればいいですか?
逆の立場だったらどうしてほしいですか?
そうです。
笑いましょう。
嘘でもいいから、笑っていましょう。
頑張ってでも、笑いましょう。
嘘でも、頑張ってでも、笑っているうちに本当に笑えるようになりますから。
あなたが笑っていることが、最大のご供養です。
あなたが、切り替えて前をむくことで、亡くなった人は幸せになれます。
もう自分を責めなくてよくなりますから。
それから、みんな「ありがとう。」って言えなかった。っておっしゃいます。
言い残した言葉は、今からでも伝えましょう。
大丈夫。ちゃんと伝わります。
私が臨死体験で感じたのは、すごく研ぎ澄まされた感覚でした。
過去記事
友人がお皿を洗いながら私を心配しているな、とか。
夫が早く仕事を終わらせて帰って私を病院へつれていかなくちゃな!と考えながら仕事をしている姿とか。
見えるはずのない遠いところの人の感情や、想いが、一瞬で頭に入ってくる感覚でした。
日常では味わったことのない、研ぎ澄まされた感覚。
臨死体験と、亡くなった人とは、違うかもしれないけど、
でも、絶対に伝わります。
言えなかったのなら、今から言えばいいです。
心を込めて。
「ありがとう。」
「大好きだよ。」って。
今日も読んでくださいましてありがとうございます。
あなたがいつも笑っていますように。
さくらあくり
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